剣道界最高峰の舞台、全日本剣道選手権大会。
その歴史と伝統は深く、数々の名勝負を生んできました。
この記事では、過去10年の大会を振り返り、優勝から3位までの入賞者をご紹介したいと思います。
全日本剣道選手権大会 歴代入賞者は?
2014年(第62回)
■優 勝 竹ノ内佑也(福岡)
■準優勝 國友錬太朗(福岡)
■第3位 畠中宏輔(東京)
西村英久(熊本)
この年は入賞者に初出場がなんと3人!しかも優勝した竹ノ内選手は当時まだ大学3年生でした。
2015年(第63回)
■優 勝 西村英久(熊本)
■準優勝 勝見洋介(神奈川)
■第3位 梅ケ谷翔(福岡)
竹下洋平(大分)
第3位に入賞した竹下選手は大分県勢で初の入賞者。この年は世界剣道選手権が日本で開催された影響か、全日本選手権の観戦者が初の1万人超えだったそうですよ。
2016年(第64回)
■優 勝 勝見洋介(神奈川)
■準優勝 國友錬太朗(福岡)
■第3位 地白允広(北海道)
宮本敬太(茨城)
勝てば初優勝同士の決勝戦は勝見選手が制しました。第3位の宮本選手はこのとき大学3年生でした。
2017年(第65回)
■優 勝 西村英久(熊本)
■準優勝 内村良一(東京)
■第3位 林田匡平(福井)
畠中宏輔(東京)
若手を抑えて決勝まですすんだ内村選手はこのとき37歳。段位関係なく出場できる大会なので若手選手に対してベテラン選手がどういう戦いをみせるのか楽しみのひとつですね。
2018年(第66回)
■優 勝 西村英久(熊本)
■準優勝 内村良一(東京)
■第3位 安藤翔(北海道)
竹下洋平(大分)
西村選手が2年連続3度目の日本一に。2連覇したのは宮崎正裕八段と高鍋進八段に次いで3人目、3度以上の優勝は5人目の快挙でした。
2019年(第67回)
■優 勝 國友錬太朗(福岡)
■準優勝 松﨑賢士郎(茨城)
■第3位 前田康喜(大阪)
竹下洋平(大分)
日本武道館改修工事のため初めて大阪で行われました。前人未踏の3連覇がかかっていた西村選手が1回戦で敗退。過去準優勝2回の國友選手が初優勝を果たしました。
2020年(第68回)
■優 勝 松﨑賢士郎(茨城)
■準優勝 村上雷多(大阪)
■第3位 星子啓太(鹿児島)
林田匡平(福井)
大会史上初となる男女同時開催で、長野県で開催されました。新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けて延期され2021年3月に開催されましたが、試合時間やマスク着用など今までとはちがった環境での大会となりました。上位4名が筑波大学勢で占めていますね。
2021年(第69回)
■優 勝 星子啓太(鹿児島)
■準優勝 林田匡平(福井)
■第3位 山田将也(愛知)
村山仁(神奈川)
3年ぶりに日本武道館での開催となった大会。当時無職だったの星子選手が涙の初優勝を決めました。
2022年(第70回)
■優 勝 村上哲彦(愛媛)
■準優勝 安藤翔(東京)
■第3位 矢野貴之(東京)
池田虎ノ助(福岡)
村上選手が2度目の出場で愛媛県勢として初優勝をかざりました。優勝候補だった安藤選手を抑えての勝利でした。
2023年(第71回)
■優 勝 棗田龍介(広島)
■準優勝 松﨑賢士郎(茨城)
■第3位 星子啓太(東京)
竹ノ内佑也(東京)
初出場の棗田選手が広島勢として初優勝。並み居る強豪たちを若さあふれる技でなぎ倒していったあの雄姿は記憶にあたらしい方も多いのでは。
【全日本剣道選手権大会】歴代入賞者をご紹介!過去10年の強豪剣士たちを振り返ってみた まとめ
全日本剣道選手権大会の過去10年の入賞選手をご紹介しました。
近年では20代後半から30代前半の比較的若い選手が優勝するケースが増えており、剣道の世代交代が進んでいることがうかがえます。
しかし剣道は経験を重ねるごとに様々な状況に対応できる戦術を身につけることができ、相手を分析し、それに合わせた戦い方を展開することができます。
こういったベテラン剣士の磨かれた技と若い剣士のアグレシッブな剣道とのぶつかり合いがみれるのも全日本選手権の醍醐味ですよね!
今年の全日本選手権はだれが頂点に立つのでしょうか。
筆者も当日は会場で観戦したいと思います!!